R1-Zの「要チェック」箇所 「その2」
「その1」に続き、今回は「その2」となります。20年選手の旧車に変わりはありませんのでこれが全てというわけではありませんが、購入前の参考になれば幸いです。
こちらはR1-Zの、そのほかには無い”らしさ”を強烈に主張する右2本出しのサイレンサー部です。ただ以前当店レンタル車にても発生した折損は、これまたR1-Zだからこそのウイークポイントかもしれません・・・
後期で補強されたとはいえ、サイレンサーをステーで吊っているが故に振動に弱いという原因でこのトラブルは発生するようです。また、サイレンサーとスイングアームの隙間が画像のようにしっかり確保されいれば良いのですが、極端に詰り気味な車両は過去の転倒でのダメージが推測され今後の折損リスクも非常に高い可能性があります。見落としがちですが表だけでなくサイレンサー裏側とスイングアームの接触跡も要確認です。
次は左右に突起して張り出しているラジエータの目視確認をお忘れなく。こちらもまた転倒による歪みが散見されることが多々あります。
上下左右の変形、またキャップの付け根やサイドのアルミガードの取付部が本体に対してズレている場合があり、こんな時はラジエータ自体が曲がっていたり歪んでいたりしています。もちろん修理はラジエータASSY交換となります。更にはフレーム側取付部の損傷がそのままでラジエータだけを交換しているケースもあります。下側取付部の確認も念の為お勧めします。
そしてヤマハ2ストには多いウォーターポンプメカニカルシールの破損もご多分に漏れずR1-Zにも見られる症例です。
ミッション側にクーラントが混入して画像の窓から見えるギアオイルが白濁し、レベルを超えた状態になってる場合は発生の疑いがあります。サイドスタンド状態ではなく、必ず車両を直立させて色と量の確認を行って見る必要があります。同時にリカバリータンクのクーラントの状態も見ておくとよいと思います。空っぽだったり、入っていても黒ずんだ汚れた水がそのままになっている場合は長期間メンテナンスされていない車両と思われます。
その他、、クラッチワイヤーの取り回し不良、キャブレタのマニーホールドのヒビ割れ、それからGタンク内部に目で見て判るほど赤くサビが発生している等もあります・・・今回のご案内は「目視」で確認できる要注意箇所を挙げさせて頂きましたが。この他に経年劣化によるキャブレタインナーパーツの摩耗浸蝕や、ワイヤーやバルブを含むYPVSの固着可否の点検、弱いことで有名なレギュレータの機能点検等、見るだけの判断ではなくウイークポイントを押さえた点検整備がとても大切だったりします。当店では幅広く多種多様な銘柄の取扱いが無いぶん、もちろんこういったところも含めヤマハディーラーならではの納車整備を行っています。この整備のコストもかなりのものなので車両の相場が上がっていくのはあまり歓迎ではないのです・・・byダイヒョウ
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