スロットルボディの清掃どうでしょう
昨年の排気ガス規制強化で現行ヤマハ車はすべてフューエルインジェクション化されました。
アナログ制御だったキャブレターに比べ、電子制御のインジェクションは始動性やパワーデリバリー、燃費の面で圧倒的に有利。「高地で調子が悪くなる」なんてこともなく、調整やメンテナンスの頻度もかなり減少しています。
とはいっても空気+ガソリン=混合気が通過する以上、汚れが発生するのはおんなじです。黄色く囲った部品がインジェクションのスロットルボディ部分。4気筒のYZF-R1なので4個です。赤枠の中の金色の部分がスロットルバルブで、スロットルグリップを回すことでこのバルブを開閉させて混合気の量を変化させてます。
これが1万キロ走行のスロットルボディ内部。いわゆるスロットルバルブがめいっぱい開いた「全開」状態です。奥にはインテークバルブが見えますね。
でもって、付着している黒いものがガム質やワニスと呼ばれる「汚れ」です。「汚れ」が多くなるとバルブの動きがスムーズでなくなることも。
特にアイドリング等低回転域での調子が悪くなってきます。
はい、清掃するとこんな感じ。当たり前ですがキレイです。これなら動き・調子に問題ありません。
始動直後イマイチ安定しないな、とかアイドリングが不安定かな、なんて時にはここが原因の時も多いんですよ。
なので、当店では定期的なメンテナンスをおすすめしています。スロットルボディの清掃のみも承っていますが、スパークプラグの交換時に追加作業としてご用命いただくことが多いですね。
というのも、一番上の画像のようにスロットルボディにアクセスするためにはエアクリーナーボックスを取り外す必要があるのです。最近のロードモデルではプラグ交換でもエアクリーナーボックスを外すため、一緒に作業させていただいたほうが工賃がグッとリーズナブルにできるのです。
また、メンテナンスサイクルもプラグ交換同様1万キロに1回がおすすめなのでちょうど良いんですよ。
この追加作業では通常のプラグ交換工賃に、3気筒までが3,240円・4気筒は4,320円(当店のお客様の価格)をプラスしていただければOK!です。
※モデルにより別料金となるものもあります。
夏の疲れがでてくるこの時期、バイクもリフレッシュはいかがでしょうか?
定期点検時なら上記プラグ交換工賃もリーズナブルになるので、さらにお得ですよ! By山口
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